我が家にダイズが来て早いもので2年が経過した。
相変わらずの可愛さに (親バカと人は言う)
家族皆がダイズに メロメロ💕 で過ごしていた とある午後。。。
気づいてしまった。。。
いや。
すでに分かっていたのに目を瞑っていたのだ。。。受け入れなければ。。。今日こそは。
ダイちゃん。。。
お口が。。。匂いますよ。。。
週に3回はワンコ用歯磨きジェルを使用して
シャカシャカしてきたのに。。。なんたる事よ!
老眼でよく見えてないが、どれほど汚いのだ?
どれどれ。。。老眼鏡をかけて確認。。。刮目!
オーーーーーマイーーーーーガーーーーー!!!!!
めっちゃきたねー。。。
こりゃダメだね。綺麗にしてもらわないと歯茎がダメになっちゃうわ〜
という事で
めでたく(?)ダイズは歯石を取りに行く事となったのでございます。
今日はハワイでの歯石取りの実態をお話ししますね。
犬の歯は何本あるか知ってる?
ワンコの歯について 勉強した事がある人は少ないんじゃないかな?
ワンコは大人になると 42本の歯がありますよ。(乳歯は28本しかないの)

乳歯は生後2〜3週間から生えはじめて
切歯 → 犬歯 → 臼歯
の順で生えて行きますよー。
まえから奥の歯にかけて生えるのね。
その後、
6ヶ月ごろから永久歯への生え変わりが行われて行きます。
歯は食物を裂いたり噛み砕いて咀嚼して口腔内で唾液と混ぜ合わせやすくしまーす。
消化にとって大事な大事な歯なのです〜。
ま、コーギーの場合は噛まずに ゴックン が多いけどね〜(笑) 困った困った。
歯石ってなに? たまるのは何故?
*歯石*

唾液の中のカルシウムが歯垢に沈着して硬くなったものです。
*歯垢*
口腔内の細菌が唾液の中の糖蛋白にくっついて
ネバネバになる多糖類の事です。
口の中の食べカスなどにより増殖し、お口の横にたるみがあるワンコは特に増殖しやすいです。
歯垢は3日〜5日で歯石になっていきます。。。速いですよねー
ちょっとお口のケアを怠ってしまうと。。。あっという間に歯石が増えていきます。。。
歯磨き追っつかないですよね〜
歯磨きを嫌がらないダイズでもすぐにできてしまいます。。。
特に ハワイの水は硬水なので余計に厄介です。
そして。。。歯石になったら歯磨きで取るのはまず無理なのです!
歯石が溜まったら臭いだけじゃないの? 他に問題があるの?
溜まった歯石は細菌のお家です。
歯石をほかっておくと歯周病(歯肉炎、歯周炎、歯槽膿漏など)になったり、
心臓や腎臓などに悪影響が出ることもあるそうです。
歯肉炎 歯と歯肉の間に起こる炎症で赤く腫れます
↓
歯周炎 歯を支えている歯根膜、歯槽骨が破壊されます
↓
根尖周囲膿瘍 歯根の先端に膿が溜まります
これが酷くなると
顎の骨の破壊、顔が腫れ上がる、皮膚に穴が空いて膿が出るなどを経て
血液に細菌が入り
身体中を細菌が駆け回り 腎臓病、心臓病、肝臓病などのきっかけになる!
のだそうです。。。怖いですよねー!
愛するワンコの歯石・歯垢のチェック方法!
愛するワンコに下記のような症状が出ていないかチェックしてみましょう。
*口臭がある

*歯茎・歯肉が赤く腫れている
*ヨダレに血が混じっている
*歯の表面に黄色、茶色の汚れがある
*歯や顎をガチガチする
*脚で口をこする
*口を触ると嫌がるようになった
*硬い食べ物を好まなくなった
*食事中顔を傾けて食べるようになった
ワンコに上記の症状が見られるときには 動物病院でしっかり検査してもらうと良いですよ。
我が家のダイズも口臭がキツくなってきたので 病院へ GO!
歯石を取ってもらおう!
動物病院で歯石を取ってもらうのは 安心できる方法と私は考えています。
全身麻酔下での処置がほとんどですが、

非常に繊細な
しかも痛みを伴う処置なので、
全身麻酔下で行った方がワンコにも良いと思います。

歯医者で歯茎をぐりぐりやられたりする
特別なクリーニングの時は
歯茎に麻酔をかけます。。。
ワンコは痛みに耐えてジッと動かないでいる事は不可能ですから、
麻酔は必要だと私は思います。
もちろん無麻酔での歯石取りもありますが、私が選んだのは麻酔下での歯石取りです。
朝ごはん抜きで散歩後 

朝8時に動物病院へダイズを預けました。
3日前までに
血液検査とレントゲン検査は終了しています。
全身麻酔ですから事前検査もしっかりと行います。

ガス麻酔ですが
その前に軽く麻酔を静脈から入れます。
その後、点滴を行いながら歯石取りに入ります。
留置針を入れやすいように 前肢の毛を刈りました!

麻酔時間を極力短くし、
歯石を綺麗に取る為に
超音波スケーラー機械を使用します。
細かく振動して歯石を砕いていきます。
もちろん手でガリガリもしますよ。
歯石を取り終わったら、歯を細かく磨いていきます。
ツルツルの表面になりますよー!
麻酔は早目に切り上げてしまうので、

処置が終わる頃には意識も戻ってきます。
麻酔がかかっている時間は45分弱しかありませんでした。

処置後にレントゲン検査を行って、
歯に亀裂などが生じなかったか?
骨に異常はないか?
歯石の除去が完全に行えたか?
の確認をします。
処置後はしっかり覚醒後に自宅へ

ダイスをお迎えに行った時間は夕方の4時過ぎでした。
朝8時に降ろして
お迎えが4時ですから 8時間かかったわけですね。
でも、麻酔は45分ほどですから
その前後にどれだけしっかりチェックが行われているかがわかりますね。
ダイズは安心して(?)自宅に帰ってからバクバクとご飯をお召し上がりになられて
爆睡しておりました。

緊張しただろうし、
麻酔をかけたからちょっとだるい感じなんだねー
人間と同じですね。。。
ゆっくり今日は休んでね。。。明日から歯磨き開始ですから。。。笑
歯石の日々のケアはとても大事!無理なく楽しく!

1番のケアではありますが
なかなか歯磨きをさせてくれない
ワンコもおりますし。。。
ダイズのように 歯磨きはできていても歯石になる事も多々あります。
歯磨きを必死で行ったために
ワンコの口元を触るだけで噛むようになったという事例もあります。
病院での歯石取りは麻酔もかけるし、値段も。。。ね。。。
それぞれ環境も違いますからかかりつけの動物病院の先生とよく相談もして
麻酔なしで歯石取りを行ってくれるトリミング店や動物病院もあるようですから
愛するワンコを追い詰めないように、
私たち自身もワンコも楽しんでケアができるように 頑張っていきたいですよね!
ちなみに
ダイズ君の歯石取り料金は
血液検査、レントゲン検査(歯石取り前後)、抗生剤点滴、全身麻酔(ガス)、歯石取り、
静脈前麻酔、歯石予防処置 を全て含めて
650ドル でした!
歯石取りはダイズにかけている保険適応外なので実費でございます〜
処置前 

処置後 

明日から また頑張って歯磨きしようねー!
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