こんにちは豆おばです。
さあ、今回は アズキの病歴 その2です。
まだまだ 虹の橋を渡る前に 彼にはたくさんの辛いことがあるのです。
それを全て乗り越えた
我が愛する アズキの強さを ぜひ 共感していただければ嬉しいです。
アズキが 12歳の時 豆娘の部屋で異変は起こりました。
ベットの横で急に パタン と 倒れて 全身硬直 泡を吹いて痙攣 を起こしました。
体は のけぞっており、完全に力が入り切った状態。
見ただけで、あーこれは 癲癇(てんかん)だ! と すぐわかりました。
<症状> 全身性の発作の場合
- 硬直
- 身体ののけぞり
- 足をバタバタさせる
- 意識は無い(呼んでもさすっても無反応)
- アゴを噛み締める
- 涎を垂れ流す
- 失禁・脱糞
<対処>
- 倒れてからの時間を計測
- トイレマットを下に敷き 失禁・脱糞に備える
- アズキの体を バスタオルで包む(足がずっと動くからものに当たって危ない)
- 斜めに軽く抱く(真っ直ぐにできない状況だった)
- 発作が終わるのを静かに待った
発作が終わり、だんだん意識が戻ると、しばらくぼーっとしていましたが
案の定 ケロッとして 家の中を走り回っていました。
失禁、脱糞共に有ったので、スッキリしたのもあると思いますが
楽しそうーに 走っていました。。。見た目はね。
なぜ必ずと言って良いほど、癲癇発作の後は元気になるのか?。。。
わからないなー。。。
アズキの癲癇発作は 5分以上と長かったので
(おそらく初めの何分間を計測していないので8分位はあったと思われる)
救急病院で診察と検査を受けました。
2時間ほどかかったでしょうか?
病院での検査結果は
明後日に出るという事だったので
とりあえず
落ち着いているアズキを連れて帰宅しました。
結果が出ない事には 薬も出ませんから 2日ほど心配の時間を過ごしました。
検査結果は かかりつけ医に 送られます。
自宅では ちょっとした事でもメモしておくようにと 指示が出ました。
かかりつけ医での診察が行われました。
救急病院での血液検査等の結果は届いていました。
検査は、ハワイからアメリカ本土まで送り、特別検査機構にしてもらったそうです。
ハワイで行う検査じゃなかった。。。時間かかるはずだよねー。
<検査結果>
- 血液検査 特に異常値は見当たらず
- CT検査でも問題になる所見はなし
- 疑われた 脳腫瘍、脳炎など なし
という検査結果から
おそらく、一般的な 「脳神経細胞の機能異常」 であろうと判断されました。
つまり、
これから一生付き合っていく病気 と判断されたという事です。
日本で仕事をしていた頃にも
癲癇発作で来院する患畜は多くいましたので、癲癇に驚きはしなかったですが、
投薬をすぐ始める事 に驚きました。
薬を好まない先生なのに!?
しかも、癲癇発作は大きかったとしても まだ初めて。。。
と 驚く豆おばに 先生は
アズキの年齢を考えると 癲癇発作が起こる = 死ぬ 確率が高い
薬は嫌だけど、投薬しないと いつ発作で亡くなるかわからない!
と 説明がありました。。。
確かに。。。発作は長かった。。。歳を考えたら投薬やむなしか。
でも。。。癲癇の薬ってたしか。。。簡単じゃなかったよね?
てんかんを抑える薬の内服を開始しました。
発作の回数を少なくする薬です
癲癇を直す薬ではありません。。。
癲癇を直す薬はないのです。
アズキには 体重から計算された薬が処方されました。
全身に起こるタイプの癲癇でしたので 薬は 痙攣発作用のモノ を使用しました。
フェノバルビタール という名前の薬です。
副作用に 気分が低下する、眠気 があります。
アズキには 副作用が出ないといいのだけれど。。。。
アズキは毎日 内服薬をとり
朝晩のお散歩も楽しく行いましたが、
2週間ほどすると 薬の副作用 がはっきりと出始めました。
アズキじーさんには 眠気 が
副作用として顕著に出ていました。
それはもう、ただ眠いだけじゃなく、
どこでもいつでも誰とでも状態です。
散歩中も時々寝ていました。。。
ふらふら 歩くのですぐわかります。
散歩から帰ってきて、玄関先で足を拭いている時も 寝ています。
ご飯を食べている時も 食べ終わる前に 軽く寝ています。。。
そして、毎日ではないですが
軽い発作 も起こっている ようです。
動きが急に止まり、体が小刻みに震えています。。。
目はうつろにボケーっとした感じに。
数秒すると、我に帰ったように 元気になります。
軽い発作でも やっぱり終わると 元気になるんだな。。。
この薬は
血液検査を定期的に行なって、肝臓、腎臓に問題が生じていないかを
確認しながらの投薬でした。
毎回の血液検査では問題は発生していなかったので
軽い発作の対処をどうするか。。。と話し合いになりましたが、
これ以上薬を増やすのも嫌だった事と、軽い発作は問題にはならないとの事で、
アズキじーさんには悪いけど。。。
ちょっとした発作は 【ご愛嬌】 としてそのまま乗り越えていただきました
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