こんにちは 豆おばです。
元気一杯のコーギーはとても魅力的なワンコですよね。
今日は平均寿命、なりやすい病気、健康管理などのお話しです。
コーギー(ウエルシュ・コーギー・ペンブローグ)は
牧羊犬として働いていた イギリスのウエールズ地方出身 のワンコです。
行動的な特徴を生かして、牛の踵を噛んで追い立てて、群れをまとめ上げ、
危険な事や、異変が起こると 大きな声で吠えて知らせる役割をおっていました。
その名残で、今も噛み癖があったり、無駄吠えや吠え癖が有ったりするので
しつけが重要なワンコと言われています。
性格は明るく友好的。
エネルギー満タンで 運動能力はとても高く、物覚えのいいワンコです。
遊ぶことが大好きなので、短い足を上手に使い サッカーなんかお手の物。
散歩をたくさんしてパワーを発散することが必要なワンコです。
興奮しやすいのがたまにキズですから、そこは注意が必要ですよねー!
コーギーの平均寿命は 今は13歳位 と言われています。
私が動物病院で働いていた頃には 10〜11年 と言われていましたから、
少し長生きになっています。
素晴らしい事ですよね!
医療の発展等でこれからも少しずつ伸びていくのでしょうね。

僕は17才まで頑張ったワン
胴長短足体型のワンコには、特に注意が必要な病気がいくつかありますよ。
椎間板ヘルニアは 背骨の間にある椎間板が
急な動きや何らかの原因で 脊髄を圧迫してしまう神経の病気です。
予防:
フローリングの床も滑りやすく、腰に負担がかかるので
マットなどを敷いて対処した方が無難です。
短足コーギーが太ってしまうと 足腰に余計に負担がかかります。
その結果、椎間板ヘルニアや関節炎のリスクが上がります。
心不全や、糖尿病なども患いやすくなります。
予防:
バランスの取れたフード、年齢に合わせたフードを選ぶ
おやつのあげすぎに注意(しつけには低カロリーのスナックがいいですよ)
7割型 遺伝と言われています。
生まれつき股関節が不安定のため歩行異常が生じます。
足を引きずったり、腰を振ったりして歩きます。
女の子座り を するワンコがよくこれに当てはまるそうですよ!
注意:
痛みが出るようならば、受診してくださいね。
ワンコ社会でコーギーが泌尿器の問題を患うのは 約1割と高めです。
その中でも 注意したいのが 尿路結石 です。
腎臓から尿道の間で石ができる病気で 激しい痛みを伴います。
腎臓内に石ができた場合は 痛みがないので症状が進み、腎不全に陥る事も多いです。
尿が少ない、頻尿、色が濃いなどの症状が続く場合は 受診した方がいいです。
予防:
お水は新鮮にして、いつでもたくさん飲めるようにしておくといいですよ。
ダブルコートのせいか コーギーには皮膚疾患が多いです。
蒸れて細菌が繁殖しやすく、アレルギー性皮膚炎も起こします。
予防:
濡れた時は よく乾かしてあげてくださいね。
痛みはなく、ゆっくりと確実に進行する脊髄の麻痺で
10才頃から現われ3年ほどかけて進んでいく事が多いです。
この病気は 脊髄の真ん中から始まり、初めの大きな症状は後ろ足に麻痺が出ます。
その後 脊髄の前方に病変が進むので、前足にも症状が出ます。
ふせの状態しかできない頃には 声枯れが起こります。
排尿、排便も制御が難しくなるのがこの頃です。。
最終的に 首の脊髄に病変が進み、呼吸器に麻痺が起こります。
コーギーの飼い主さんが一番恐れている病気ですよね。。。
私も恐れています。。。
残念ながら、この病気の原因に関与する遺伝子は見つかっていますが、
これだ! という治療法も予防法も確定できていません。。。
研究が進んで 1日も早く治療法が見つかることを願ってやみません。
心配だ。。。という方には
遺伝子検査法でDMの遺伝子を持っているかどうかを 検査する事ができます。
しかし、これはあくまでも 遺伝子を持っているか否か の 検査であって
遺伝子を持っていても、発病の確率はわかりませんし、
逆に、遺伝子がないから 絶対にならないとも言えないと
私の恩師は申しておりました。。。
コーギーはヘルニアになりやすかったり、肥満になりやすいので
生活環境には注意して行かないといけないですよねー。
なんでも食べちゃうし、拾い食いもするし、破壊王だし。。。困りますね。。。
運動能力が優れていて、頭がよくて、愛嬌タップリの愛しのコーギーが
少しでも長生きできるように
食事には注意して、運動はタップリ、被毛のお手入れも欠かさず、
おやつはほどほどにして、歯磨きなどの口腔内ケアはしっかりと
そして、健康チェックを毎年行って
獣医師とはなんでも相談できる状態を作っていくことが大事ですね。

僕はすでに股関節がおかしいのよ
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